突然ですが皆さん、桃の節句にはどんなお供えをしますか?
愛知県では「おこしもの」という伝統料理をお供えします。
おこしものとは、「おこしもん」「おしもん」「おこしもち」「おしもち」とも呼ばれている和菓子です。
特に三河地方で作られていることが多いのですが、尾張地方のスーパーでも普通に売られています。
この“おこしもの”、原材料は米粉なのでとにかく優しい味がして、私は小さい時から大好き!
しかも、スーパーで売られているものよりも、手作りする方が何倍もふわふわで美味しいのです!
今回は、そんなおこしものの手作り方法をご紹介しますね♪
簡単なので、作ってみてはいかがでしょうか?
目次
おこしものを手作りする時に必要なもの

おこしものを作る時に必要なものは、以下の5つです。
- 米粉
- お湯
- 食紅
- 蒸し器
- おこしものの木型
おこしものの木枠がない場合
「おこしものの木型がない!」というご家庭もありますよね。
そんな時には、木型に入れずに自分の好きな形に整えてしまえばいいです。
また、クッキーの型などを使って形を整えてもできますよ。
この投稿をInstagramで見る
クッキーの型でしたらかわいいものが楽天にいっぱいあります。

おこしものの木枠も楽天にはいろいろな種類があります。
お雛様の形の枠もあります。
おこしものの作り方
「おこしもの」「おこしもん」「おこしもち」など色々な呼び方があるおこしもの。
早速作り方を見ていきましょう!
おこしものの作り方①米粉にお湯を注ぐ
おこしもの作りは、まずは米粉にお湯を注ぐところからスタートします。

おこしものの作り方②粘土くらいの硬さにこねる
米粉をボールに入れたら、粘度くらいの硬さになるまで、お湯を入れながらこね続けます。

お湯は「熱い!」って感じるくらいのお湯がおすすめ。
火傷注意ですが・・・
おこしものの作り方③色を付ける
粘土くらいの硬さになったら、おこしものを華やかにするために、少しだけ小分けして食紅を入れましょう。
おこしものの作り方④枠の大きさに丸める
残ったおこしものは、木型くらいの大きさに一つずつ丸めていきます。

写真の大きなボウルに入っているのが、木型サイズのおこしもの。
小さなボウルに入っているのが、食紅で色を付けたおこしものです。
我が家は毎年、青・緑・黄・赤を作ります。
そして、子供達がそこから元のおこしものと混ぜて黄緑色を作ったり、青と赤を混ぜて紫色を作ったりしています。
ここまで出来たら下準備は完了!
おこしものの作り方⑤成形
いよいよ、おこしものを木型に入れて成型していきます。

木型に米粉(打ち粉)をパラパラッと敷くか、サランラップを上からかぶせて、まずは色付のおこしものを入れていきます。
色付のおこしものは米粒大くらいで十分発色がよくなりますよ。
そして、上から一つずつ丸めた白いおこしものをぎゅっと押し込んで・・・
木型の角を使いながらコンコンと強めにたたけば、おこしものがコロッと出てきます!
おこしものは成型したら、今度は蒸していきます。
おこしものの作り方⑥蒸す

10分~15分蒸すだけで、ツヤツヤになって食紅部分の発色がさらによくなります。

風通しの良い所で冷ましたら出来上がりー!
おこしものの完成です!


どうでしょうか?すごく簡単ですよね!?
我が家はいつでも、沢山作ってラップに包んで冷凍保存していますよ。
おこしものの食べ方
出来たてのおこしものはすごく柔らかくて美味しいです。
そのまま、しょうゆをチョンチョンとつけて食べることができるくらい。
また、トースターで表面に薄く焼き色を付けてから食べるのもまた美味しいです。
冷凍保存したおこしものは、自然解凍するなりレンジである程度柔らかくしてから調理すると便利。
私の一番おすすめな食べ方は、解凍したおこしものを、オリーブオイルを敷いたフライパンで焼いて、砂糖醤油で食べること。
もう、美味しすぎて止まりません。
あとは、せんざいの中にすいとんのように落として食べても素朴な味がして美味しいですよ!
まとめ
愛知県の桃の節句の伝統料理「おこしもの」。
スーパーで店頭に並ぶものを食べている方も多いかもしれませんが、手作りするとめちゃくちゃ優しくてふわふわで絶品なのです。
作り方も簡単だし、腹持ちもいいので、ぜひお雛様のお供えに作ってみてはいかがでしょうか?